2024.09.16
本記事では、表彰状や資格証書の額縁を選ぶ際の注意点や、実際購入する際のサイズや価格をわかりやすく解説していきます。
皆様は表彰状や資格証書を受け取ったことはありますか?
学生時代にスポーツや芸術をやっていた方や、社会人になってから資格を取った方は、人生で一度は表彰状や資格証書を受け取ったことがあるのではないでしょうか。
今回は、表彰状や資格証明書等の飾り方と保存方法を、額縁屋の観点から解説していこうと思います。
賞状の保管といっても、人によって様々な方法で保管しているようです。
ファイルに入れてまとめている人や、卒業証明書は筒に入っていることが多いかと思われます。
タンスの肥やしになってしまう方もいれば、中には「証書ファイル」という専用ファイルも売られています。
https://www.fueru-mall.jp/nakabayashi/search/1245
筆者も過去に資格取得の際に資格証明書をいただきましたが、見事「タンスの肥やし」の仲間入りを果たし、役所の申請等で必要になった際、探すのに時間を取られることも少なくありません。
そこでおすすめしたいのが、「額装」です。
額装のメリットは4つあります。
1. 見やすいところに置いておける
2. 保存に適している
3. 壁に飾ることで場所を取らない
4. 選択肢が豊富でインテリアとして落とし込みやすい
一つずつ解説していこうと思います。
このメリットはなんと言っても、「探す手間が省ける」ところだと思います。
額縁に入れて飾っておくことで、常に見える場所に存在しているので、見失うことはありません。
googleでも「資格証明 保管」と調べると、以下の結果が出ます。
資格証書の保管方法には、次のような点に注意しましょう。
保管方法:紙でできているため、折れないようにガードし、湿気が少ない環境に置くことで劣化を防ぐことができます。
保管場所:取り出しやすい場所に保管しておくとよいでしょう。
当店でも、湿気、直射日光、作品の保存方法は特に気を使っており、
・関東最大級のマット取扱数(湿度管理)
・ガラスやアクリルによるUVカットとその見え方の追求(直射日光、紫外線の遮蔽)
・作品を額装時に直接傷付けない(固定方法の種類が豊富)
上記から、賞状や証書の保存は額装が最適だと考えております。
証書ファイルの場合、湿気の対策が難しく保管場所によってはカビが発生する可能性があります。
タンス等、そもそも収納する場所に入れる場合、既に他のものが入っていたり、サイズが大きく入る隙間がなかったり様々な問題が出てくるかと思います。
しかし、額縁を壁に飾れば他の収納スペースを使う必要もないですし、何もなかった壁にインテリアとして飾っておくことが可能になります。
当店で扱う額縁は、5000種類以上。
もちろん、全てが表彰状用ではありませんが、中には表彰状専用もあるため選択肢には困りません。
ですので、飾っていただく場所やインテリアに左右されず、好みのものを選ぶことができます。
表彰状を額装する上で注意するべきポイントは3つあります。
実は表彰状には、様々なサイズがあります。
A4,A3,B4といった、コピー用紙等皆様が日常でよく目にする”OAサイズ”と呼ばれるサイズと、
八二,大賞,褒賞,四一(四市),勲記といった、表彰状の場合のみに使われるサイズがあります。
OAサイズの場合は、額縁の種類も豊富ですが賞状用のサイズの場合、選べる額縁が少なくなる可能性があります。
特に、価格を落とすことができる既製品を選ぶ場合、賞状サイズに対応した額縁は少ないです。
どうしてもデザインを拘りたい場合は、オーダーメイド額装であれば、サイズに阻まれることなく制作が可能です。
上記で賞状のサイズを確認してもまだ安心してはいけません。
額縁側のサイズもバランスを取る必要があります。
小さな賞状には細い額縁を、大きなものには太い額縁を選ぶ必要があります。
もし小さな賞状に太い額縁を選んだ場合、アンバランスで賞状の存在感が薄くなる可能性があります。
また、大きな賞状に細い額縁を選んだ場合、見栄えのバランスが悪いだけでなく、強度が足りず折れたり破損する等の技術的な問題が発生する可能性もあります。
賞状の額縁は茶系が多く、当店をご利用するお客様も「遊びじゃ無いんだから落ち着きが欲しい」と言った意見を持つ方が多く見受けられます。
近年新しく出たデザインの額縁や、イタリア製の高級な額縁は面白いものが多いですが、
あまりにも派手なものを選ぶと、額と賞状どちらがメインなのかボヤける可能性もあります。
今回、おすすめの額縁を選んでいただくのは、当店の店長吉川さん。
額縁業界歴約40年の経験から、これまでの王道デザインや、上記の注意点を踏襲したおすすめを紹介していきます。
まずはじめにご紹介するのは、LarsonJuhl社のAcademyシリーズの黒。
この額縁の特徴は、シンプルな黒と内側に存在する金色。特に拘りが無い場合は無難にこちらを選ぶべきです。
また、サイズ展開も豊富で様々な大きさに対応しているのもありがたいです。
次に紹介するのは、サム・トレーディング株式会社のM-Seriesより、「04-M227」。
こちらはスペイン製の額縁で、外側の落ち着いたセピアカラーと内側にあるアンティークシルバー。セピアとアンティークシルバーが織りなすアンティークな印象と、銀色を使うことで賞状に使われる金が映える額縁となっております。
続いて紹介するのは、LarsonJuhl社のBRIGHTONシリーズより「B-475110」とMANTILLA「Y-120660」。
額縁の内側にライナーと呼ばれる装飾品を施すことで、金色を追加しております。
また、額縁の木目調にも抑揚があり、より厚みが感じられ賞状の存在感を引き出すことができます。
次に紹介するのは、LarsonJuhl社のConcertoシリーズ34139。
全てが金色で今までのものと比べると派手すぎる印象を持ちますが、アンティークな加工を施されており、純粋な金色と比べると少し暗い色となっております。
ですので、こちらも賞状の金色の差し色となることで、より明るい賞状の金色を映えさせることができます。
また、高級インテリア等と合わせる際も金箔を使用しているため遜色なくインテリアに溶け込むことが期待できます。
最後に紹介するのは、LarsonJuhl社のBrown Collectionより、12-6353-R。
真ん中のラインに通る、凹凸のある木目調が印象的な額縁です。
なんとこちらは額の木材とは別の種類の樹皮をシールのような形で貼り付けています。
また、内外をアンティーク調のゴールドで囲うことでエレガントな雰囲気とアンティークな雰囲気の両方を掛け持っており、賞状と合わせやすいです。
賞状は個人のものだけではなく、会社の社訓やお店にも飾ることも多いですよね。
また、表彰状だけではなく資格証書など、とにかく額装する機会が多いです。
せっかくいただいた賞状を綺麗に保管、見せるためにも是非額装をしてみてはいかがでしょうか。
額装専門店FABRIでは、都内最大級の額装品の品揃えと豊富なスタッフを武器に、お客様に納得のいく額装を提案させていただきます。
是非一度、お気軽に店頭に足を運んでみて下さいませ。
ファブリでは絵画や写真の額装だけでなく、お客様のご要望にお応えするべくさまざまな商品・サービスをご用意しております。こちらに記載のない商品や作業にも対応致しますので、お気軽にご相談ください。